2016年01月09日

青森県「だし活」の意味

短命県の青森県「だし活」に力を入れる
という記事をネットで見かけて、
だし文化といえば関西でしょと思ったり、
短命県ってなんなのさと思ったり。

青森は塩分の取り過ぎで、がんや脳卒中、
心筋梗塞など生活習慣病による死亡率が高く、
平均寿命の全国最下位という結果に
つながっているのだとか。

だから、旨み成分のだしを生かした料理を
積極的に取り入れ、塩分の強い味付けを控え、
健康的な食生活で長生きしましょう!
「短命県」ワーストから脱却しましょう!
ということらしい。

だから「だし活」。
青森県民の健康のための啓蒙活動とはいえ、
日本は塩分取り過ぎの人が多いから、
「だし活」は全国レベルでも
それなりの価値を見いだせるんじゃないかと
そういう狙いもあるのかな。

世界無形文化遺産「和食」の基本としても
「だし」のアピール力は
たしかに大きいと思います。

でも「だし」はツールじゃなくて文化。
健康面からのアプローチだけではなく、
味に関する価値観も共有できるような
文化的な活動に育っていけばいいですね。






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